竹口・堀法律事務所


弁護士ブログ


長崎弁護士会による成年後見人の不祥事対策


2015/03/10 10:39

 当事務所の弁護士は、長崎県弁護士会の「高齢者等権利擁護委員会」に所属しており、高齢者問題に関する様々な議論に参加しています。
 高齢者問題には様々な問題がありますが、最近、成年後見に関する問題の1つとして、被成年後見人の財産管理業務を行う成年後見人による不祥事の事案が、散見されます。
 専門職である弁護士が成年後見人となっている案件についても、例えば東京や福岡などで、全国的には横領事案が発生しています。
 我が長崎県弁護士会では、弁護士同士の顔が見えるため、相互チェックの機能が働き、成年後見人となった弁護士による不祥事というのは聞いたことがありませんが、長崎県弁護士会でも、不祥事が起こることのないように、様々な対策を行っています。
 例えば、不祥事が起こることを防止するために、弁護士成年後見人等による財産管理業務の適正化を図るような決まり事を作成したり、弁護士が成年後見人となる場合には一定の研修を義務付けることなどを考えています。 


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